2018.09.13
野球肘 症例発表
野球肘(内側型)の症例発表です。 ※野球肘についての説明はこちら ※野球肘その他の症例はこちら
中学二年生 投手。
9月上旬来院。
前日の試合中、投手として投げていましたが、投球時右肘に激痛が走りそのまま降板。
痛めた一球を投げるまでは、痛みは全くありませんでした。
来院時、右肘の内側に腫れ、肘の曲げ伸ばし制限(関節可動域)、肘の内側に限局した圧痛あり。
骨の損傷は明らかでレントゲン検査をすることになりました。
下記がレントゲン写真です。○は骨が離開した(骨と骨が広がってしまう)部分。(右肘)
そして下記の写真は、左肘異常なしの正常な骨です。一枚目の写真と比べると右肘の方が骨が開いています。
今回、骨が離開した原因は「円回内筋」(えんかいないきん)のよる牽引によるものと考えられます。
肘に負担のかかる投げ方をした状態で急激な力が働き「円回内筋」が牽引し骨を剥がしたのでしょう。
上記写真の←のようにこの筋肉が骨を引っ張ります。
初診時の治療は、アイシングと物理療法で患部の炎症を抑えます。
腫れと痛みが強いため、今回はシーネ(半ギプス)で肘関節を固定しました。
今回のケースで固定をすることで早期治癒に繋がります。
約二週間ほどの固定を予定。
固定除去後リハビリをしていきます。
軽めのシャドウピッチングは、3~4週間後。(それくらいから投球リハビリ外来予定。) ※投球リハビリ外来のブログはこちら
投球開始できる期間はおおよそ4~5週間後以降です。
今回の患者様のように、予兆がなく突如痛めるケースも少なくありません。
痛みが出たら素早い処置が必要となります。
お困りなことがありましたら、当院へお問い合わせください。
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