投球障害活動日記

投球障害活動日記詳細

少年期における内側型野球肘(1)


肘の内側には手指を曲げる筋肉や、手首を内側に捻る筋肉が付いています。

ボールをリリースする時には、両方の筋肉が働きます。

投げすぎた場合や、投げ方が悪い場合に、それらの筋肉に過剰に負担がかかり炎症を起こしたり、損傷を起こしたりします。(上腕骨内側上顆炎)

 

ところが、成長期においては解剖学的な弱点が他にあります。

それは、成長軟骨(骨端線)といわれる軟骨の部分です。

 

成長軟骨は骨が成長する際に必要不可欠な部分でもあります。

ですが、周囲の靭帯組織と比べても2倍~5倍弱いと言われるほど、構造は強くありません。

 

9~12歳頃に多いと言われているのは、肘の内側を支持している靭帯に牽引されて起こる

裂離骨折型」です。

 

13~15歳頃に多いと言われているのは、ボールをリリースする瞬間に強く働く筋肉、

とくに手首を内側に捻る筋肉が牽引することで起こる「骨端離開型」です。

 

15~16歳の成長期の終末期に限定して起こる「尺骨鉤状結節裂離骨折」もあります。

 

症状は、急性型から慢性型まで様々ですが、肘が伸びない・曲がらないといった関節の可動域制限や、それに伴う痛みがあります。場合によっては、投球時以外の痛みも出ます。

 

野球をやっているお子さんが、もし痛みを訴えているとしたら、単純な筋肉痛ではない可能性もありますので、早めの医療機関への受診をおすすめします。

当院には、病院にて「野球肘」と診断され、治療をして完治をさせた症例が数多くあります。

診察時にレントゲン検査や精密検査が必要と判断した場合は、近隣の整形外科に御紹介させていただきます。

 

野球肘内側型のレントゲン像

IMG_3230 (2)

 

むさしなかはら接骨院

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