2018.01.19
マラソンランナーの走り方
マラソンをやる際の走り方について説明します。
以下3つの走り方があります。
・ヒールストライク ・ミッドフット ・フォアフット です。
ヒールストライクとは、かかと部分から着地をする走り方のことをいいます。
日本のマラソンランナーで一番多く、特長は接地した後に地面からの反発力を利用しながら、前への推進力を得ながら走ることができます。
ヒールストライクのメリットは、無理なく自然と走ることができる走法です。
逆にデメリットは、慣れていないとスピードが死んでしまい、ブレーキがかかってしまうことです。
また、走り方に慣れていないと、かかと大きな負担がかかりやすい為、「かかと」や「膝関節」、「股関節」を痛めるケースが多いのも事実です。
※かかとの疾患説明はこちら ※その② ※アキレス腱炎の説明はこちら ※膝の痛み説明はこちら ※その他臀部の筋肉疾患など
ミッドフットとは、足の裏全体で着地をする走り方です。
足の裏全体で着地するので、身体への負担が軽減されることと、この走り方は体幹が安定し身体全体を使った走りがしやすいことです。
また、足全体で着地するため、足裏アーチのクッション機能を使えて各関節や筋肉で衝撃を吸収し、脚へのダメージを軽減出来ます。
しかし、ミッドフットのデメリットは、習得に時間がかかります。
他にも筋肉の機能が落ちていたり、関節がうまく機能しない場合は、足に大きな負担が掛かり怪我の原因となります。
フォアフットは、つま先から着地する走り方です。
マラソンで圧倒的な強さをみせているケニアなどの選手は、ほとんどがこの走り方です。
この走リ方は、下腿筋の腱(バネ作用)を利用して走ります。
アキレス腱が長いアフリカの選手には有利な走り方です。
フォアフットのメリットは、つま先から着地することで、足の筋肉よりも腱(筋肉の延長線上にあります。)を利用した走りになるので、スピードを出すことができます。
フォアフットのデメリットは、習得が難しく、無理にフォアフット走法にしようとするとケガのリスクが高いです。
アフリカ人は、骨盤が前傾し重心がつま先側にあるのに対し、日本人は、骨盤が後傾しており、重心もかかとよりになっているためフォアフット走法を習得するのは難しいと言われています。
また、アキレス腱や下腿の筋肉にも負担が大きく、無理にフォアフット走法をしようとするケガをしてしまう可能性があります。
※フォアフットで起こりえる疾患はこちら ※その②(肉離れ) ※その③(疲労骨折) ※後脛骨筋炎
マラソンでもいろいろな走り方があります。
皆さんはどんな走り方でしょうか?
ぜひ実践してみてください。
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