コールドスプレー

スポーツ中にケガをするとコールドスプレーを吹きかけている様子が現場でよく見られると思います。

コールドスプレーは、缶内にガスが入っており、そのガスを噴射し、ガスが気化する際に周囲の熱を奪う気化熱を利用して冷やす原理となっています。

しかし、その噴射されるガスは－４０度の低温なので直接肌に噴射したり、長時間当て続けると凍傷になる可能性があります。

凍傷になると、ジンジンとする痛みや、水膨れが出来でしまう可能性があります。

そこから皮膚を傷つけてしまうと細菌感染のリスクも高まってしまうため注意が必要です。

当院に来院された患者様の中にはコールドスプレーで凍傷を起こし皮膚に傷がある患者様もいらっしゃいました。

コールドスプレーによる凍傷を防ぐためには、少し距離を置いて使用する（１５㎝くらい）、服、タオルの上から吹きかける、連続して長時間同じ場所に使用しない

などを注意して使用してください。