2015.10.07
突き指 (マレットフィンガー)
突き指をした!
こういった方が来院されます。
突き指は総称のことです。
医学的には靭帯損傷、骨折、建断裂などといいます。
今回は「腱断裂」のマレットフィンガーを説明したいと思います。
マレットフィンガー(別名:槌指、ハンマー指、ベースボールフィンガー、ドロップフィンガー)
この疾患は、指の第一関節(遠位指節間関節・えんいしせつかんかんせつ)を伸ばすための筋肉(指の伸筋腱・ゆびのしんきんけん)が断裂してしまうものと、腱が付着している部分(第一関節部)で骨折を起こすものがあります。
腱性や骨性どちらにしても、指を伸ばす筋肉の力を、骨に伝えられないために指を伸ばせなくなります。
※下記の画像で説明します。
これにより手指の第一関節が伸びなくなり、曲がった状態になります。
原因はバレーボールや野球などの競技中に、第一関節に曲げる力が急激に働くことで起こります。
突き指として受傷するケースがほとんどです。
病態にはいくつかのパターンがあり、それにより痛みの有無や治療期間が異なります。
受傷後に適切な処置をすれば、腱は癒合しますが、固定期間は6-8週と長期になります。
骨性のマレットフィンガーの場合は、骨折を伴うため、痛みや腫れがみられます。
骨折の仕方によっては、手術が適用になる場合もあります。
腱性のマレットフィンガーの場合は、痛みや腫れがほとんどありません。
そのため、放置してしまうと指がずっと曲がったままの状態になります。
マレットフィンガーになった場合、自己の判断に頼らずに、速やかに医療機関を受診しましょう。
痛みがない場合もあるのが、マレットフィンガーの特徴です。
引っ張ったり、自己判断で対処するのではなく適切な初期治療が重要です。
下記の図はマレットフィンガーの発生場所
曲がった状態から第一関節が伸ばせなくなります。
住所 〒211-0053 神奈川県川崎市中原区上小田中7-6-19
アクセス JR南武線「武蔵中原駅」より徒歩8分
TEL/FAX 044-455-5631
診療時間
平日・土曜 10:00~12:30 / 15:30~21:00
休診日 水曜・日曜
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