股関節の痛み。または股関節から太ももにかけての痛みがなかなか取れない方いませんか？

大腿骨頭壊死とは、股関節を構成するの大腿骨頭が血行障害により壊死してしまう病変です。

症状は、日常での歩行や階段の昇降時、物を持った際に股関節から太ももにかけて

痛みを感じます。

進行すると、安静時にも持続的な痛みを感じます。

また、股関節を内側（内旋）に捻ると股関節に痛みを生じ、動きに制限が出るのが特徴ですが、まれに股関節痛ではなく腰部痛、臀部痛、坐骨神経痛のようなシビレが出るような症状も出ることがあります。

特徴は、20代では女性に多く、40才代以上では男性に多いです。

突発性大腿骨頭壊死では、原因不明と言われていますが多量のアルコール、ステロイドの服用が可能性が。

また、症候性大腿骨頭壊死では、大腿骨頸部骨折、外傷性股関節脱臼、減圧病、鎌状赤血球、放射能治療

大腿骨すべり症などが原因の可能性があると言われています。

 特発性大腿骨頭壊死は厚生労働省の特定疾患に指定されていて、許可がおりた場合は治療費の自己負担分については公的助成を受けることができます。

治療は保存的療法と手術的療法があります。

壊死の大きさ、位置から予後が良いと判断された場合や症状がない場合は保存的療法で、自覚症状があり圧潰の進行が予想されると手術的療法です。