交通事故でのケガは日常で起こりうるケガの中でも特に大きな外力が体に加わります。

その中でも実際に見られた患者様の症例を御紹介致します。

２０代男性、バイクにて走行中、濡れたマンホールにスリップして転倒、ガードレールに衝突しました。

その際にガードレールの柱に親指をぶつけていたようで、指の痛みを訴え来院。

腫脹、熱感、その他骨折の固有症状があり精密検査をすることになりました。

下記がレントゲン写真です。（左手母指）

レントゲンを撮影したところ

「母指ＣＭ関節脱臼骨折（ベネット骨折）」と診断。

母指のつけ根にあるCM関節と呼ばれる関節が脱臼しさらに骨折も併発している状態でした。

患部を整復後、固定材を用いて約５週間固定。

このベネット骨折は骨折部が非常に不安定になる為、骨がずれやすく、手術の適応になるケースもあります。

 固定除去後、筋肉の萎縮が多少見られたため、リハビリと自身で行うトレーニングを指導。

約一ヶ月で治療を終えました。

今期の骨折は、まれですが当院は多くの骨折をした患者様が来院されます。

早期復帰したい。痛みがなかなか取れないなどお困りの方がいましたらお問い合わせください。

☆骨折に関するブログはこちら→その①　その②　その③