鎖骨骨折の症例発表です。

３０代男性。ロードバイク走行中に転倒し、右肩を地面に強打し受傷。

来院時は右肩から胸にかけての皮下出血斑、鎖骨部軽度の腫脹。鎖骨部の圧痛、右腕の挙上が不能でした。

「鎖骨外端部骨折」を疑いレントゲン検査をすることになりました。

下記がレントゲン写真です。

 〇の部分で見えずらいですが骨折をしています。

ＣＴ画像では、はっきりと見えます。

今回は、大きな転位（骨のずれ）も無い為このまま保存療法で行きます。

固定期間は、３～４週間を目安とします。

固定具は、鎖骨バンドと三角巾です。

鎖骨骨折は、固定肢位（固定時の身体の姿勢）が非常に重要です。

固定不備や無理の姿勢をとるとが骨がずれてしまいます。（特に鎖骨は、ずれやすいですがずれたまま骨がくっついても機能障害は起こしにくい場所でもあります。）

今回も治るまでしっかり診させて頂きます。

骨折など外傷にお困りの方は、ご相談下さい。

☆過去の骨折の症例はこちら→その①　その②　その③