オスグットの症例発表です。　☆オスグットの説明はこちら

中学二年生バスケットボール部。

3月中旬来院。

一か月前から痛みがあり、我慢をしてプレーを続けていましたが昨日膝を曲げられなくなるほど痛みが出たため当院へ来院しました。

 来院時は、跛行（足を引きずる）している状態で膝を曲げれる状態ではありませんでした。

この子の希望は一週間後に試合があり、出場を希望しています。

診させてもらったところ、以前紹介したひざ下の剥離骨折症状はみられません。　※その内容のブログはこちら

「ぎりぎり間に合うと思います。」

その子とお母さんにはその場で出場できることを約束しました。

約束したからには絶対に約束を果たさなければなりません。

治療1日目。

物理療法で筋肉を緩めていきます。

つぎは手技療法。

曲げることができなかった膝が曲がるようになりました。

その日に自分自身でもやってもらうケアの仕方を教えます。

治療2日目。

膝を曲げた際に出る痛みが1日目の治療終了後より少し戻ったものの、ゆっくりと膝の屈伸は出来る状態でした。

同様に物理療法と手技療法をします。

治療3日目。

日常生活、屈伸時、ランニング程度なら痛みが完全に消えました。

2日後に約束をしていた試合です。

試合前日に教えたウォーミングアップ方法をおこなってから練習に参加するように伝え、全力で動いてもらいました。

その日の夕方に来院。

「まったく痛くありませんでした。」

という嬉しい報告を受け、翌日の試合に備え今回は膝にテーピングを貼って試合に出場してもらいます。

試合翌日。

膝に痛みを全く感じず、試合にも勝つことができました！

この一言を聞いた時が一番ほっとします。

オスグット＝成長痛だから時間がかかる。成長が止まるまで痛みが引かない。

と思っている方が多いようです。

オスグットは、しっかりと治ります。

お困りの方は、当院へお問い合わせください。