2019.02.28
足の甲の痛み 中学一年 男子
足の痛み。
中学1年生野球部所属、練習中に足の甲が痛くなり、来院されました。
初診時、通常歩行はできるものの、つま先立ちになると痛みを訴える状態。
痛みの原因は「足首前部の指伸筋腱」の炎症。
冬の期間中の激しいトレーニングによって患部で炎症を起こしてしまい、痛い方の足に完全に体重をかけることが難しく、健側(反対の足)に体重をかけてしまうような状態になっていました。
足の甲に付着する筋肉は、すねの前から足の甲に走行していてます。
作用は、足首と足の指を上に引き上げる(背屈)こと。
今回のケースは、この筋肉だけが原因ではなく、ふくらはぎから足裏にかけてのその他の筋肉も柔軟性の低下をしていて、これも原因の一つでした。
これらの筋肉が機能低下すると足のクッション機能(足裏のアーチ)も落ちている状態でした。
足には縦、横二種類のアーチ構造があり、足の裏にある足底腱膜がアーチ構造を支えることで脚にかかる負担を抑えることができます。
このことを専門用語で「トラス機構」と呼びます。
また、地面から踏み込み足を蹴る際に足指に荷重がかかるとき、足底腱膜が収縮され足底部を巻き上げられることにより足首の安定につながります。(ウィンドラス機構)
しかし、そのウィンドラス機構の際に足の甲の部分に存在する筋肉の腱が擦れ炎症を起こしてしまうことがあります。
今回は、この上記のことがかさなり炎症を起きたのでしょう。
患部には炎症を抑える治療を施し、足底部にはテーピングを貼り失われたクッション作用の変わりをさせることで痛みを抑えることができました。
現在はテーピングをした上で運動を続け、痛みなくプレイできています。
週明けには、痛みが完全に取れて治癒予定です。
足の構造は複雑です。
痛みが取れないなどお悩みの方は、是非一度ご相談下さい。
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