2018.11.11
鎖骨骨折 症例発表
鎖骨骨折の症例発表です。
10歳男の子。
サッカーのプレー中に転倒した際、右肩を地面に強打し受傷。
骨折を疑いレントゲン検査をすることになりました。
下記がレントゲン写真です。
右肩の正面像です。
○の部分で骨折しているのがみられます。(骨折線は、斜めに入っています。)
転位(骨がずれている状態)は無い為、このまま保存療法で治療を続けます。
今回、鎖骨骨折の固定は、三角巾・鎖骨バンド・包帯・特殊固定具を使用します。
三角巾は、骨折をした鎖骨に腕の重さの負担を無くす為、使用します。(これをしないと上肢の重みで骨がずれてしまう可能性があります。)
包帯・鎖骨バンドは、患部の圧迫と胸郭を広げるために使用します。
胸郭を広げることで骨折部が安定し骨がずれにくくなります。
特殊固定具は、患部の保護です。
↓下記の写真は、鎖骨バンドです。
治療開始、二週程で仮骨という骨になっていく組織が出現します。
この仮骨により骨折部が少しずつ安定してきます。
このまま固定を約3週おこなう予定です。
その後、固定を軽くする予定。
鎖骨骨折は、骨がずれやすく管理が難しい骨折です。
しかし、鎖骨が折れてたとえ骨がくっつかなくても日常生活に支障をきたす機能障害は起こりずらいです。
(偽関節というものになります。私たちは骨がしっかり治るまで責任をもって治療します。)
幼児くらいから小学生くらいまでは骨の自家矯正といって、折れた骨を元の状態に戻す力旺盛です。(成人になると自家矯正はしません)
成長期の子どもの治す力はすごいです。
この患者様もこのままいけば骨も元通りになるでしょう。
現在、治療を開始して4週目に入りました。
骨のつきも良好で固定も軽くなっています。
リハビリ含め5週くらいで治癒予定です。
当院は、外傷の患者様が多く来院されます。(外傷だけでなく、自由診療でおこなう慢性疾患の患者様も治療致します。)
外傷でお困りの方はお問い合わせください。
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