2018.03.09
腰痛でお悩みの方へ 前編
腰痛に関する症例発表です。
40代男性。
患者様の訴えは、「ずっと座っていると痛い」 ※内科的疾患やヘルニア・身体の気質的損傷をすべて除くものとします。
という訴えで来院されました。
日常生活動作での痛みはありません。
ただ、長時間座っていると痛い。
という訴えでした。(1時間ほど)
診させてもらったところ腰に異常な所見はありません。
しかし、この患者様の日常生活を聞いたところ腰痛になってしまう原因がありました。
(今回の患者様は、外傷でないため自費診療です。2回で終了。)
この患者様の腰痛の原因は大きくまとめると3つです。
①一日中座りっぱなし
②毎日、晩酌をする。(少量ではなくビール焼酎など5杯以上)
③睡眠不足(3~5時間)
説明をすると、①の「一日中座りっぱなし」になってしまうと腰の筋肉に負担をかけ続けてしまうことになってしまいます。
座っているときは、臀部から腰にかけての筋肉が身体を支えています。
これは地べたに座っていても背もたれのあるイスやソファに座っていたとしても同じことです。(座ることに関しては、正座の姿勢が一番腰に負担がかかりづらい)
以前にも説明しましたが、人間は自分の身体を同じ姿勢で支えられる時間は約20分。それを越えると徐々に筋肉が疲労してきます。それが積み重なると・・・・
私も普段、健康維持の為に筋力トレーニングやジョギングなどをしていますが長時間座っていれば腰が痛くなります。
どんなにトレーニングをして体幹の筋肉があろうが、結局は正しい姿勢、正しい使い方をしていなければ痛くなります。
簡単に言うと、長時間座っていて腰が痛くなるのは腰が悪いのではなく、身体の自然な反応なのです。
正しい座り方、腰の機能を理解すれば腰痛になる確率は限りなく少なくなります。
今回の患者様には、週に2・3回の運動(散歩程度で十分)と長時間同じ姿勢で座りすぎないこと、腰に負担の掛かりづらくなるアドバイスをさせていただきました。
また、会議で2時間座っていないといけない。
など仕事上の都合がある方は、別の対処法があります。
このブログを~見ている方も上記①~③に当てはまる方がいるかもしれません。
しかし、腰痛にならない方も実際にいます。
それはおそらくどこかで腰の負担をなくすような事を自然にしているからでしょう。
気質的損傷がない腰痛は、8割治療をしなくても自分で治せるはずです。
治すためには、身体の使い方筋肉の機能を少しだけ理解する必要があります。
そんな身体に負担がかからない方法を患者様に当院は指導をしています。
②③は後編へ続きます。 ※後編はこちら
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