骨折の症例発表です。

右手小指（第5指中節骨）骨折。

中学三年生。男子。

バレーボールのプレー中、相手選手のスパイクをブロックした際に受傷。

来院時、高度な腫れと皮下出血班（内出血）がありました。

しかし、本人は、キョロとした顔をしており、そこまで痛みを訴えていませんでした。

骨折での痛みは、折れ方にもよりますが、痛み方（痛がり方）は個人差があるようです。

痛みに敏感な方、痛みに強い方がいます。

下記がレントゲン像です。

写真の赤丸の部分が骨折部位です。

 斜めに折れている（斜骨折）は、管理が難しく、手術になる場合も少なくありません。

今回は、レントゲン上では多少ずれていますが、外見上は指の変形もないため、このまま保存療法で治療をしていきます。

固定は、金具が入ったシーネ固定で３～４週程予定しています。

その後、リハビリをし患部の状態をみながらバレーボールの復帰時期を決めていきたいと思います。

今回のような骨折以外にも突き指による指の捻挫をしたがなかなか痛みが取れない。

骨折をして骨はくっついてるはずなのに痛みが取れない。

など、お困りの方は当院へお問い合わせください。