男子サッカー部所属（中学二年生）、症例発表です。

６月上旬、サッカーの練習中踏み込んだ際に膝に激痛が走りそのまま転倒。

来院時、軽度な膝の腫れがあり、膝関節の曲げ伸ばし制限がありました。

プレー中の受傷機転を考え、半月板損傷の疑いがあるため精密検査をすることに。※半月板損傷についてはこちら

その日の治療は、膝関節の腫れと痛みもひどく、炎症・痛みを抑える治療をメインで行いました。

また、通常歩行が不能なため、松葉杖と膝関節を同様させないようにするシーネ固定をしました。

次の日、精密検査へ。

診断は、膝の離断性骨軟骨炎（りだんせいこつなんこつえん）でした。

下記が右膝のMRI画像です。

画像の赤丸の部分が離断性骨軟骨炎（りだんせいこつなんこつえん）が起こっている部分です。

※離断性骨軟骨炎についての説明はこちら

この患者様は、手術をすることになりました。

この離断性骨軟骨炎は、肘と膝・足首などに起こることが多く、スポーツしていない人でもなることがあると文献にも載っています。

痛みが出ずに何ヶ月か前から違和感を訴える方もいます。

痛み、または違和感がある方は、ご相談ください。