2017.06.04
シンスプリント 症例発表 中学サッカー部
シンスプリントについての症例を発表します。 ※シンスプリントの説明はこちらをクリック
中学2年生サッカー部。
右足シンスプリント。
以前から、痛みが出たり出なかったりとくり返し起こっている状態だったそうです。
症状は、右スネの中央部(脛骨骨幹部)に軽い腫れ、指で押したときの痛み(圧痛)、ランニング時・ジャンプ時の痛みなどの症状がありました。
なぜこの選手は、繰り返し痛みをくり返し起こしていたのか?
原因は、股関節の固さでした。(筋肉の柔軟性がない)
特にハムストリングスの柔軟性がありません。※ひざを伸ばした状態で両手を地面につけるよう指示した際、床から10センチ以上開きがありました。
なぜハムストリングスが硬いとダメなのか?
ハムストリングは、膝関節から股関節をまたいでくっついています。
ですので、ハムストリングスが硬いと股関節と膝関節の動きが悪くなります。
人間の関節は、単純に曲げ伸ばしをするだけでなく動きの衝撃を和らげるクッションの役割を果たします。
そのクッション作用がなくなったことで、この選手は下腿(シンスプリント発生場所)に衝撃が加わりやすくなってしまっていたのです。
※今回の原因は、ハムストリングスが硬くなって(柔軟性低下)股関節と膝関節がプレー中思うように活用できず悪くなったと説明しましたが、人によって異なり必ずしもそうだとは限りません。
この選手の場合は、いずれ膝の痛みも出てくる可能性があります。(オスグットやジャンパーニーなど)
とにかくハムストリングスを伸ばすストレッチの指導をし、柔軟性の改善をこころみました。
下記が右足ハムストリングスのストレッチ。20秒以上おこなうのがポイントです。
現在は、柔軟性もかなり改善し、シンスプリントの痛みも訴えていません。
シンスプリントは、疲労骨折になってしまう恐れがあります。
長く痛みがある人は要注意。
このように原因は、人それぞれで今回は一例を紹介しました。
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