転んで手をついた！

スポーツ、日常生活でもよくおこる手首の骨折。

コーレス骨折（橈骨遠位端骨折）について説明します。

コーレス骨折とは、手首に近い骨である橈骨遠位端部（とうこつえんいたんぶ）に骨折を生じるものです。

地面に手を着いた際、その部分に体重がかかってしまうのと強い捻じれが加わり橈骨（とうこつ）という前腕の骨が折れてしまいます。

症状は、手首に強い痛みを感じ、手首周囲に腫れが出てきます。

また、数時間で手指にまで腫れが出ることもあります。

外見としては、手の甲が上にずれ（背側転位）、食器のフォークのような形、フォーク状変形となります。

幼児から高齢者までの幅広い年齢層でおこり、骨折の頻度が高いことが特徴です。

特に高齢者の女性は骨が折れてしまうリスクも上がります。（骨粗鬆症）

コーレス骨折の骨の癒合期間は約４週〜5週で癒合すると言われています。（ただし個人差があります。）

その後リハビリして仕事やスポーツの復帰という流れです。

当院でも骨折のある患者様が多く来院されます。

患者様の病態、日常生活リズムなどその方に合った治療をします。

ご相談などありましたらご連絡ください。

下記の図は右手の模型です。