2017.09.29
捻挫の処置
捻挫。(足首)
当院では、捻挫をした患者様が多く来院されます。
足首をひねった際に適切な処置はなんなのか?
氷で冷やす、水道水で冷やす、足を高く上げて安静にしておく、包帯やバンテージのようなもので軽く圧迫しておく(決して強い圧迫はしない。)、何もせずにそのまま医療機関へ行く。
どれも正解です。
※ただし圧迫に関しては、きつくしすぎるとかえって症状を悪化させて治る期間を大幅に遅れさせてしまうことがあります。
しかし、当院へ来院される患者様で、捻挫の症状と違った損傷がある場合があります。
それは、足をひねった後の間違った処置による損傷です。
今回は、2例紹介します。
一つは、患部をマッサージすること。
「捻挫をしたときに、患部を知人または自分でマッサージをした。」
このようなことは絶対に行ってはいけません。
マッサージ処置をした患者様の足は、内出血が余計ひどく出て、腫れも大きくなり足全体が腫れ上がります。
そして、痛みも非常に強くなり、ズキズキとした痛みが常時出て非常に辛いです。
このような状態になってしまうと腫れをひかすのも時間が掛かり、治りも当然遅くなります。
イメージしてみてください。
例えば、家事をしている時に包丁で指を切ったとしましょう。
そこをグリグリマッサージしたらどうなるでしょうか?
出血が余計でて、腫れと痛みが強くなり悪化することは誰でもイメージできることですよね?
捻挫も同じです。
二つ目は、患部の強い圧迫です。
足をひねって患部を包帯やテーピングで圧迫して来院される患者様がいます。
程良い圧迫ですと腫れがあまり出ず回復が早くなります。
しかし、きつく圧迫しすぎると腫れが足全体に余計広がり、強い痛みが出ます。
そして、時には皮膚表面に水疱ができてしまう場合があります。このような状態になってしまうと非常に危険です。
正しい処置は、上記に書いた「冷やす圧迫する」が正解であり適切ですが、何も応急処置をせずにそのまま医療機関に行くことも正しい選択なのです。
先日も受傷一週間経っているのに、捻挫した足が未だ腫れている患者様が来院されました。
聞くと受傷当初に患部をマッサージしたとのこと。
その患者様の病態を診たところ、ここまで腫れるはずがないくらい腫れが残っていたのです。(内科的持病を持った方は、腫れが惹かないことがあります。)
その患者様は、治療一日目でかなり腫れが引き、痛みも治まりました。
捻挫の処置は非常に難しいです。
私たちも患部状態を診て常に考えます。
もしも捻って処置がわからない場合は、そのままにしておくべきでしょう。
そして、すぐに医療機関へ行ってください。
また、当院は年中無休で診療しています。
わからないことがありましたら、お問い合わせください。
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