足首詳細

足首の固定の難しさ。(包帯・テーピング)


足首をひねった。

 

その後の対処は、皆さんならどうしますか?

 

患部を冷やす、圧迫、挙上、安静など、いわゆるRICE処置の知識がある人は、そういった対処をするかもしれません。

 

しかし、この処置を行ったことにより、症状を悪化させてしまう例も少なくありません。

 

足首をひねった。

 

で、当院に来院される患者様は1日に数十人います。(捻挫骨折も含め)

 

スポーツ現場で受傷して、テーピングを巻ける人がいる時は、テーピングで固定をしてきてくれます。

 

テーピングを巻くのに慣れている方は、うまくテーピングが巻けていて、私たちも勉強になる程です。

 

しかし、時に患部に対して、包帯やテーピングを巻く際、逆に症状を悪化させてしまう場合があります。

 

 

 

以前、来院された患者様で足首をひねってから、知人にテーピングを巻いてもらいその後、当院に来ました。

 

患部を診てみると、足首全体が大きく腫れ上がっています。

 

その他、足全体の強い痛み、皮膚を触った際の感覚マヒ(知覚鈍麻)、足指先のシビレと曲げ伸ばしがうまくできないような状態でした。

 

原因は、捻挫後の過度な圧迫テーピングにより、足首周囲の血管と神経が圧迫されマヒを起こしかかっていたのです。

 

あと数時間そのまま放置していたら、後遺症が残っていたかもしれません…

 

その後、この患者様は神経が回復するまで(シビレや指の運動障害)の時間もあった為、治るまで少し時間がかかりましたが、現在は後遺症なく元気に過ごせています。

 

このように、時に固定により大変な事態を招いてしまう場合もあります。

 

ですので、必ずしも足を捻ったら冷やして圧迫固定しなくてはいけない。

 

ではないのです。

 

一番は、足首をひねって処置がわからない場合、その状態のまま当院を含め、すぐに医療機関に行くことです。

 

医療機関に行く前に冷やすなどの処置をしなくてはいけないわけではありません。

 

 

現場で処置をしなくても、医療機関でしっかり処置をしてくれますので急いでする必要はないのです。

 

 

 

 

足首のたかが捻挫だ。と思う方もいるかもしれませんが、損傷部位と状態によっては非常に難しい判断もたくさんあります。

 

 

当院でも、足首をひねってテニスボールぐらい腫れていたものが処置により、2・3日で腫れが無くなって運動ができる症状もありますし、また、足首周囲が全く腫れていないのに3週間以上松葉杖で過ごさなくてはいけない疾患も現実あります。

 

これらをふまえ症状によって適切な固定法を選択していくので固定は、非常に難しいのです。

 

私たちは、いつも頭の中でたくさん汗をかいて考えます。

 

ガチガチに足首にテーピングを巻くやり方もあれば、捻挫して間もないのに少しかテーピングを巻かないものもあり、症状により固定法がそれぞれ違います。

 

 

固定法は、機会があれば紹介していきたいと思います。

 

 

足首を捻ったら、また、テーピング固定の仕方がわからなかったら当院へお問い合わせください。

 

 

 

 

下記の図のように、テープを強く引っ張るような貼り方は非常に危険です。

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むさしなかはら接骨院

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