膝の外傷の症例発表です。

中学二年女子　バスケットボール部所属。

ボールを取りに行く際、相手と交錯し受傷。

来院時、左膝関節に高度な腫脹、膝関節の可動域制限（ひざの曲げ伸ばしができない）、などの症状があり、歩行もできない状態でした。

徒手検査上では、膝関節に前後の動揺性もあり「半月板損傷と前十字靭帯損傷を疑い、精密検査をすることになりました。

結果。診断は、左膝前十字靭帯断裂・外側半月板損傷・内側側副靭帯損傷の三箇所を痛めていました。

 下記の図が、左ひざのMRI像です。

 矢印左側が外側半月板損傷部位。（三角形に見えるのが半月板。少し白くなっているのが損傷部位です。）

右が内側側副靭帯損傷です。

下記の図が、前十字靭帯損傷部位です。（矢印先の黒っぽく見えるのが十字靭帯です。）

 この患者様は、手術適応となりました。

手術をしてから復帰するまでは、個人差があり約半年～１年かかる場合があります。

 当院では、手術の以前から医師の管理の元、できるリハビリをどんどん実施して多くの患者様が早期復帰しています。

 当院では、今月だけでも膝の十字靭帯損傷、半月板損傷の患者様が数十名来院されています。

膝の痛みにお困りの方、ご相談ください。