2016.02.02
股関節痛
股関節の痛み。
股関節痛は、様々な疾患からおこり、軽度なものから重度のものまであります。
以前、股関節の痛みで大腿骨頭壊死について説明しました。 ※大腿骨頭壊死についてはこちら。
今回は、筋肉が原因でおこる股関節痛について説明します。
股関節を通る筋肉は、股関節の前部を覆う筋肉、後部を覆う筋肉などたくさんあります。
その中で腸腰筋という腰から繋がってきている筋肉についての説明をします。
腸腰筋とは、大腰筋と腸骨筋という二つの筋肉から構成されています。
※起始・・腰椎椎体(腰骨) 停止・・大腿骨小転子(太ももの裏の骨)
筋肉の経路は、腰骨から股関節の前を通り太ももの筋肉についています。 (以前、腸腰筋のストレッチでも説明しました。→腸腰筋のストレッチはこちらから)
この筋肉の作用は、太ももを上げる動作、下半身を固定した状態での上半身の前屈動作、他にも体幹から上半身を支える姿勢維持する筋肉でもあります。
日常生活の動きで腸腰筋が働く動作をわかりやすく説明すると、階段の昇降、立ったりしゃがんだり、長時間座ること(骨盤から上半身を腸腰筋が支えているため)、中腰姿勢、立ちっぱなしなど、日常生活で使うことがかなり多いです。
腸腰筋からくる股関節痛は、上記のような日常生活のくり返しにより痛みがでることがあります。
※私も過去に長時間イスに座っていたことにより、股関節痛(腸腰筋による)になった経験があります。
この腸腰筋が原因でおこる股関節痛の予防策は、一つは腸腰筋のストレッチ(このストレッチは以前説明しました。)、もう一つは、上記で記載した動作を繰り返しおこなわないことです。(座り過ぎ、立ち座りの繰り返し)
他にも、睡眠がとれず身体の疲れが取れないなど全身状態が悪いことで痛みを訴えることもあります。
しかし、この動作(座り過ぎ、立ち座りの繰り返し)をやるなと言われても困ってしまう方が多いかもしれません。
なぜなら、仕事をしている会社員の方、受験勉強をしている学生は、この動作ばかりしています。
このように大きく生活を変えるわけにはいきません。
ただ、生活の仕方少し変えるだけで大きく変わっていきます。
例えば、ある人は、右の股関節痛でした。
普段仕事では、右側に体重をかけて立ちっぱなしでいました(休めの姿勢)。
それを左足に変えて右足に負担をかかりづらくするだけで右の股関節痛が軽減し痛みづらくなります。
他にも、デスクワークで長時間座りっぱなしの方は、20分目安で一度立ち上がって歩いたり、座る姿勢を変えるだけで軽減されます。
長時間座りっぱなしの会議がある場合は20分で立ち上がって歩いたりすることは難しいと思いますが。。。。
(※人間の筋肉は自分の体重を支えられる時間は約20分。それ以降は筋肉に疲労がたまり始め、最終的に痛みをおこしたりします。)
こういう場合は、会議や商談以外の時間で(自宅にいるとき、仕事で比較的自分のペースで出きる時など)、上記のように負担をかけないようにしていただきたいです。
このように仕事や学校、自宅にいるときでも、過ごす姿勢を少し変化させるだけで負担のかかり方が変わります。
私たちは、治療するうえで患者様の生活スタイルにあわせて指導、提案をしています。
腰の痛みも含め股関節の痛みのある方、ご相談ください。
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