2017.02.13
小・中学生の踵(かかと)の痛み セーバー病
小中学生の最近多い疾患を紹介します。
最近、踵(かかと)の痛みを訴える小中学生が増えています。
病名は、「踵骨骨端症」別名・「セーバー病」といいます。(またはシーバー病ともいいます)
症状は、歩行時、走行時、ジャンプ時、患部の圧痛などです。
最近は特に、サッカー・バレーボール・陸上競技が多いように思えます。
症状がひどい場合は、通常歩行が困難で松葉杖を使用する場合もあります。
成人になると踵(かかと)の部分の成長軟骨が骨に変わるためこの疾患にはなりません。
(だいたい20歳を越えると身体全ての成長軟骨が骨になり成長が止まります。)
成長期の特によく運動をする子に発生する疾患です。
原因は、ジャンプやランニングで成長軟骨部分に衝撃が加わり続け負担がかかります。
また、ふくらはぎと足の裏の筋肉の機能低下により衝撃が吸収できずに踵(かかと)の軟骨に負担がかかります。
下記の図をご覧下さい。
これは、右足の骨模型です。
※字が見えづらくて申し訳ございません。赤字は「赤丸の部分は炎症が起こる場所です。」と書いてあります。
水色のラインの部分は本来成長軟骨がある場所です。(実際は、もう少し末端部。踵の先に存在します。)
赤丸の部分で炎症が起きて痛みが出ます。
上記で説明した、ふくらはぎの筋肉は、水色のラインの上部付近に、足の裏の筋肉は、水色のラインの下部周囲に付着しています。
この筋肉の機能低下やバランスが崩れることで、「セーバー病」になりやすくなる原因となります。
当院では、炎症(痛み)が強い場合は、患部の安静、消炎治療。
症状が軽度な場合は、テーピング、インソールの作成、シューズのアドバイス等をさせていただいています。
何度も言うように、筋肉の柔軟性が非常に重要な疾患であるよう考えています。
各部のストレッチのわからない方、かかとの痛みがなかなか引かない方がいましたらご相談ください。
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