ギックリ腰の症例発表をしたいと思います。

40代女性。

約一週間前にくしゃみをした際、激痛が走りそのまま動けなくなったということで、家族の方に担がれて当院へ来院。

※以前から腰に軽い痛みがあったとのこと。

初診時は、一人で歩くこともベットに横になることも不可能な状態でした。

典型的なギックリ腰。　

その中でも筋損傷　（肉離れ）をおこしている状態です。

※筋肉の治癒過程・・・・・肉離れ、約二週間　　　　筋肉の痙攣、約一日～一週間（症状により異なります。）

　以前、ギックリ腰について説明したいと思います。　以前のブログを見たい方は→　　ギックリ腰はこちら。

治療は、損傷を起こした筋肉には、炎症を抑える治療をします。

 この患者様は、炎症（筋肉の損傷）をおこした筋肉以外に、その周囲の筋肉も強い筋緊張をおこしていました。（筋肉が強く張った状態。）

その為、筋緊張が原因で筋肉が上手く動かず、歩行や日常生活動作が出来ていない状態でした。

今回は、周囲の筋肉を緩めていく治療も同時におこなっていき、治療をおこなってから一日目・二日目 と徐々にベットからの起き上ができるようになり、歩行も通常に近い状態でできるようになりました。

現在、日常生活での動きは不自由なくおくれるようになっています。

しかし、筋肉の肉離れが治癒する期間は約二週。　まだ腰に負担のかかる動作はしてはいけません。

現在も治療を継続しておこなっています。

今後は再発防止の為の自分でできる運動とストレッチを指導しやっていただく予定でいます。