2019.12.06
野球肘 症例
野球肘。
今回は、小学5年生男子。ポジションは右投げ投手。 ☆肩肘に関するブログはこちら→その① その② その③
野球肘の内側型。
下記がレントゲン画像です。
赤丸の部分の骨が少し開いているのが見られます。
初診から16日間は、投球を禁止。
その後、症状がだいぶ改善してきたのでまずは塁間半分30球。(投球開始時期は、患者様によって変わります。
投球開始前は、必ず投球フォームをチェックしてから投げさせます。
肘を痛めた大きな原因は3つありました。
①テイクバックが取れていない。(テイクバック動作が悪く、腕の振りが負担のかかる投げ方になっている。)
②投球準備期(投球側の足を上げた時)に軸足の膝が折れ、骨盤が後傾し下がってしまうこと。
③体重移動が真っ直ぐ移動できていない。(三塁方向に身体が流れてしまう)
①の文章を写真で説明します。
肘をスムーズに上げれずに、背中側へ引いてしまうテイクバックになっていました。
このテイクバックでは、肘がスムーズに上がりません。
その②を紹介します。
上の写真ような形だと、身体が開きやすくなります。
また、③の体重移動ができないことのように身体がぶれる原因となります。
( 今回の患者様は、三塁方向に身体が流れてしまいます。)
始めにテイクバックから修正。
このテイクバウ動作が正しく出来ていないのは、小中学生が多いように感じます。
そして、下半身指導。
下半身が全体的にバラつきがありました。
基礎となるスクワットから指導します。
下記の写真が正しいスクワットの姿勢です。
スクワットと投球動作は密接な関係をしています。
写真三枚目のS字状が形成できていない写真のような選手は、正しいスクワットができないことが多いです。
最後に上半身下半身の連動の仕方などを説明。
復帰してから1ヶ月立ちましたが、肩肘の痛みは訴えていません。
逆にフォームを改善したことで、球速がアップしています。
投球リハビリ外来は、肩肘に痛みがなくてもやることができます。
お困りの方は、どうぞお問い合わせください。
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