2017.11.10
投球リハビリ外来 活動報告
投球リハビリ外来活動報告です。 ※過去の投球リハビリ外来活動報告はこちらをクリック→①、 ②、 ③
ブログでは久しぶりの投稿ですが、投球リハビリ外来は活動中です。
小学六年生 キャッチャー。
七月に肘の痛みを訴え来院。
肘の骨に異常がある可能性があったため、レントゲン検査をすることに。
下記がレントゲン写真です。
赤丸○の部分で骨が若干広がっているのがわかります。
野球肘の内側型でした。(上腕骨内側上顆骨端線離開)
この野球肘は、骨と骨が離れてしまっている状態。つまり、骨に損傷があります。
骨に負担をかけ続けると障害が残ってしまうので治療優先とします。
治療1週後、肘関節の可動域がかなり改善し、バットスィングを許可しました。
投球はまだNGです。
よく、「投げてはいけないのに、なぜバットスィングはいいんですか?」
という質問があります。
これは肘の角度の問題です。
投球の際に肘に負担のかかる角度は、バッティングのスイング時に負担がかかりません。
ただし、野球肘の炎症初期は、動かすことで炎症が広がり悪化する場合があります。
ですので、私たちも状態を見極めてスイングを許可しています。
治療開始2週後、肘に負担のかからないように投球リハビリ外来を開始しました。
第一回目で見たところ、腕の振りに少し問題がありました。
上半身の動きに対して腕の振りの軌道が右側にズレてしまっています。
つまり、キャッチャーでいえばセカンド送球をしているのに腕の振りの軌道は一塁ベースと二塁ベースの間(ちょうどセカンドの守備位置くらい)に向いてしまっていました。
この投げ方が原因で今回、肘に負担がかかっていたのでしょう。
この選手には、腕と身体の連動の仕方を徹底的に指導しました。
そして、下記の写真は、4回目の投球リハビリです。
リリース次の写真はありませんが、上半身、下半身、そして腕の振りがとても綺麗になりました。
あとは実戦でどれだけしっかり投げれるか。
日々の練習が重要になります。
投球リハビリ外来は、予約制です。
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