2017.05.24
投球リハビリ外来 活動報告小学6年生
久しぶりに投球リハビリ外来の活動報告を発表します。
今月の投球リハビリ外来は、小学生から高校生を中心に(社会人の方も歓迎です)多くの方にご利用していただいています。
今回は、小学6年生男子。ポジションは右投手。(3月上旬)
来院時は、肘の痛みを訴えており、治療からのスタートでした。
野球肘内側型。 はじめの二週間は、投球禁止としました。
下記がレントゲン画像です。
赤丸の部分の骨が少し開いているのが見られます。
二週間後、症状がだいぶ改善しリハビリを増やしていき、三週経ってから投球リハビリ外来を行いました。
※今回は、患者様の許可を得ていないため、写真はありません。
まず、肘を痛めた大きな原因は3つありました。
一つ目は、テイクバックがしっかりと取れていないこと。(このことにより腕の振りが負担のかかる投げ方になっている。)
二つ目は、投球準備期(投球側の足を上げた時)に軸足の膝が折れ、骨盤が後傾してしまうです。
三つ目は、 体重移動が真っ直ぐ移動できていないこと。(三塁方向に体が流れてしまう)
一つ目を写真で説明します。
以前紹介したように、肘をスムーズに上げず、後ろへ引いてしまう投げ方になっていました。
このようなテイクバックになって肘がスムーズに上がらないため、自然に肘を無理やり上げようとしてしまう投げ方があります。
この投げ方は、不自然に肘が上がり、頭の上から投げ下ろすような投げ方になってしまいます。(モンキッキ投法という)
次に二つ目を紹介します。
上のような形を作ってしまうと、体が開きやすくなる。また、三つ目のように三塁方向に流れやすくなるなど身体がぶれる原因となります。
( 今回の選手は、三塁方向に身体が流れてしまう。)
まずは、テイクバックから修正します。
何度も言いますが、このテイクバウ動作が正しく出来ていない小中学生。時に高校生が非常に多いいように感じます。
そして、下半身。
下半身が全体的にバラつきがありましたので、基礎となるスクワットから指導しました。
下記が正しいスクワットの姿勢です。
スクワットと投球動作は密接な関係をしており、二つ目の足の使い方になってしまっていいる選手は、正しいスクワットができないことが多いです。
その後、上半身下半身の連動の仕方などを説明します。
今回の小学生の選手は、投球リハビリ外来を三回目で上記の悪い癖がすべて修正できて、綺麗なフォームになりました。
復帰して1ヶ月立ちましたが、肩肘の痛みは訴えていません。
逆にフォームを改善したことで、身体の力がうまく伝えられるようになり、球速がアップしました。
投球リハビリ外来は、肩肘に痛みがなくてもやることができます。
気になった方は、どうぞお問い合わせください。
住所 〒211-0053 神奈川県川崎市中原区上小田中7-6-19
アクセス JR南武線「武蔵中原駅」より徒歩8分
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