2017.02.15
投球での悪い癖 「テイクバック」
投球障害になってしまう原因の一つ。
投球動作での悪い点の一部を写真を載せて紹介します。
この「投球での悪い癖」は、以前のブログから何度か書いていることです。
今回は、テイクバックについて書きます。
ゴルフスイングや野球のバットスイングなどでもテイクバックと言いますが、投球動作でのテイクバックについてです。
テイクバックは、力を伝えて速いボールを投げるために非常に重要な動作です。
下記の写真のようにボールを握った側の腕を後ろに引く動作のことを指します。
悪い例。
体幹の背中側から右肘が出てしまっています。解剖学的に説明すると肩関節の伸展動作が入ってしまっている状態。
こうなるとテイクバックがスムーズにできず、トップが作れなくなります。(トップとは、ボールを握った手を頭の上にあげた上記一番はじめの写真の形)
この形で投球に入ると肘が下がるなど、肩肘に大きなダメージが加わってしまいます。
下記の図が良い例です。
右肘が体幹を後ろに越えずスムーズに上がっています。解剖学的説明をすると肩関節外転動作。
この動きをすればしっかりトップを作れます。
その後、 右肘が肩と平行に上がった位置でボールの握り手を上げていきます。
解剖学的説明では肩関節外転90°から肩関節の外旋動作に入ります。(トップを作る状態)
これらの動作が非常に重要で投手でも野手でも一緒です。
アーチェリーや弓道で弓を放つときを思い浮かべてみてください。
弓を放つときは、目標到達地点をめがけて真後ろに引いてから弓を放ちます。
上記の「悪い例の図」の通りに肘が背中側に引いた状態でアーチェリーをうってみることをイメージしてください。
悪い例の図のように肘を体幹から背中側に引いて放つと弓が大きく右の方向へ行ってしまいます。
投球も同じです。
ピッチャーであるなら、悪い例の通りに肘を背中側に下げた状態の位置から真っ直ぐ投げるとボールが」ホームベースから右へ大きくそれてしまいます。
しかし、弓道やアーチェリーと違って人間は投げている最中でも微妙に軌道を修正しようとします。
この軌道修正をする動作が投球障害の原因になってしまうのです。
無理に肘を上げようとする。身体をいっぱいに開く。腕だけで軌道修正する。
このような動作で肩肘の障害が起こります。
何度も言うようにテイクバックは、腕を背中側に引く動作ではありません。
良い例の図のようにスムーズに上げることが大切です。
今回は「テイクバック」について紹介しましたが、また別の動作に焦点をあてて紹介したいと思います。
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