2016.07.20

投球リハビリ外来

こんにちは、「投球リハビリ外来」担当酒井です。

私は、むさしなかはら接骨院で「投球障害」を予防するため、投球動作、投球フォーム指導をさせて頂いています。

「投球リハビリ外来」と名がついていますが、このプランをスタートして3年目になります。

それまで、治療の中で投球動作のポイントをアドバイスする事が精一杯でした。

自分自身でも患者様に対してワンポイントアドバイスの投球障害を対症療法でなく、根治療法がしたい！

という想いで「投球リハビリ外来」がスタートしました。

今年に入ってからも、当院へ野球関係の肩や肘の痛みで治療される患者様の人数は、年々増えてます。

特に、小中学生を中心とした、投球障害の患者様の数は顕著に増加しています。

レントゲンなどの画像検査で、器質損傷や障害が確認できる症例数は、今年は3年前と比較してもすでに3倍近い数となっています。

野球肘・野球肩の予防のために、各地域・連盟等で、講習会や野球教室が行われていますが大きな変化がないのが現状です。

投球リハビリ外来をしている中で、「これはウソです。」「これは間違いで、本当はこういう事なんです。」と、指導の中で私はよく言います。

すると、「えっ⁉︎そうだったんですか？」という表情や反応をする方がたくさんいらっしゃいます。

「監督やコーチには、こうやって教わっっていた。」と、内心思ってる方も多いはずです。

当院の投球リハビリ外来の一コマの指導を終えただけで、ビフォーアフターの変化を敏感に本人が感じているのを私自身も感じています。

様々な本やDVD。また、インターネットの普及で、正しい投球動作と言われるものがどんなものなのか誰でも簡単に調べられる時代になっています。

でも一番大切なのは、何が正しいか、よりも

「なぜそれが正しいのか」。「どうしてその動作になってしまうのか」。「どうしたら修正できるのか」。

であると思います。

野球の指導現場で聞く声の中でも多いものは、肘が低い・開きが早い・真っ直ぐ踏み出せ・上から投げろ・下半身を使ってなげろ。

などが上げられます。

これらを修正しようとすれば、選手自身の頭の中には、肘を上げる・開かないようにガマンする・真っ直ぐ踏み出せるように踏み出し足を意識する・上から投げ下ろす・腰をひねって投げる。

といった意識が生まれてしまいます。

対象が小中学生であれば、尚更強く意識するはずです。

果たして、これで修正できるでしょうか？

正しいと言われる投球動作には、必ず理由があります。

その本質（身体の特性）を見失った指導では、修正出来ないどころか不自然な動作になります。

投球リハビリ外来は、「障害予防」が一番の目的です。

当院の投球リハビリ外来では、もともと本人が持っている優れた動作を極力残すように気をつけています。

障害に影響しなければ、個人個人が持つ優れた身体特性だからです。

投球リハビリ外来は3年目に突入し、御予約件数も年々増加しております。

肩肘に悩む野球選手。

ご相談お待ちしております。

スポーツによる怪我の治療なら川崎市のむさしなかはら接骨院にお任せを！