末節骨骨端線離開

少年野球の練習中にボールが指に当たり負傷し当院に来院されました。

ボールが当たった直後から指は腫れ上がり、指の曲げ伸ばしに制限が出ていました。

レントゲンを撮影した結果は末節骨骨端線離開。

骨端線とは成長期のみ存在する軟骨組織で成長とともに骨化していき成人の骨に変わっていく組織のことです。

骨端線が衝撃によって損傷を起こし離開してしまったものを骨端線離開と呼びます。

放置してしまうと指の曲げ伸ばしの制限が残ってしまう、成長障害を起こしてしまう、などの可能性があります。

アルミ製の固定具を用いて固定を施し、患部の安静を図ることで現在無事に完治しています。

単純な突き指と勘違いしてしまい放置されることも多い症例です。

お困りの際には是非一度ご相談下さい。