2017.07.27
投球リハビリ外来活動報告 中学一年生外野手
投球リハビリが以来の活動報告です。
今回は、中学生一年生シニアリーグ所属の外野手。
たくさん投げると肩が痛くなるという訴えがあり、投球リハビリ外来を希望されて来院されました。
実際にフォームを見てみると、大きな欠点がひとつ。
それは、ボールをリリースする際に肩関節の回旋運動が全くされていませんでした。
簡単に言うとバッティングセンターのマシンのような腕の振りです。(モンキッキ投法とも言われます。)
通常、下半身・体幹・肩関節(腕)の順に回旋していきボールを投げます。
しかし、今回の選手の場合は、下半身・体幹だけ上手く連動できていましたが、肩関節の回旋運動ができていなかったのです。
肩の回旋できていない原因の一つは、テイクバックです。
下記の写真をご覧下さい。
テイクバックは、手を頭の上まで挙げていく時(トップまで)、上の写真の通り右手の小指が後ろを向きで(投手で言うと二塁方面)、挙がってきます。
右肘が肩の高さまできたら、今度はボールを握っている手を上げていきます。
上げる動作は、肩関節の回旋動作でおこないます。
上記写真のようにトップができたら、下半身・体幹と回旋していき、最後に肩関節の回旋がおこりボールがリリースされていきます。
下記の写真のようにリリース前はこの肩関節の回旋運動がされます。
しかし、先程もいったように、リリースする前の肩関節の回旋運動がありません。
この選手の肩関節の回旋がおこらない原因は、上記一枚目の写真のテイクバック時の動きではなく、下記の4枚目の写真のようにテイクバックを始動した際から「手のひらが上を向いてしまっていたのです。」(親指が右投手で言うと一塁方向に向く)
↓この形のままトップを作ろうとしてしまっている。
これが原因で肩関節の回旋が全くない投げ方となります。(下半身からの力も伝わりません。)
この選手には、テイクバックの正しい動きを教えました。
指導後は、肩の回旋運動がスムーズにできるようになりました。
しかし、何年も野球をやっている選手はたった一回の指導で完璧にできるのはなかなか難しいです。
身体に上手く身につけさせるには、自分自身でしっかりと練習する必要があります。
練習している人、練習が足りない人では、二回目以降の投球リハビリ外来で大きく差が出ます。
今回、投球リハビリ外来を受けた選手もぜひ頑張っていただきたいです。
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