2016.08.29
五十肩 症例発表
五十肩の症例発表をしたいと思います。 ※四十肩・五十肩って何? 説明についてこちら!
七月上旬。
60代女性。
仕事は、自宅でPC作業。
左 肩から腕にかけての痛みを訴え来院。
以前から肩のこわばり感、日常生活動作(特に洗濯を干す時)での痛み、朝方の痛みは多少あったものの、そのままにしていたそうです。
ところが、2・3日前から夜間痛と朝方の痛みが強くなり、日中何もしてない時でも肩から腕にかけての痛みが常時出るようになりました。
状態を診させてもらったところ 「五十肩(関節拘縮=固まっている状態)と首からの神経痛」併発している状態でした。
以前、説明したとおり、五十肩とは肩の関節が固まっている状態です。
神経痛の訴えは、しびれ感、痛み、むくみ感など人によって感じ方が違います。
肩のこわばり感、日常生活動作(特に洗濯時)での痛み、朝方の痛みは多少あったというのは、五十肩が原因の痛みでした。
2・3日前から夜間痛と朝方の痛みが強くなり、日中何もしてない時でも肩から腕にかけての痛みが常時出るようになったという症状は、首からの神経痛でした。
今回の原因は、五十肩に関しては、以前に何らかの原因で肩周囲の筋肉に炎症が起き、処置をせずにそのままの状態にしてしまったことが原因で「拘縮肩いわゆる五十肩」になってしまったと予測できます。(数ヶ月前に掃除をしてる途中に肩を痛め、その痛みが何日か続いたと問診時に言っていました。その際に肩周囲に炎症が起きたと考えられます。)
首の神経痛は、五十肩が原因で肩関節の可動域が悪くなって、首から肩にかけての筋肉をうまく使えなくなったこと。
そして、PCで常に同じ姿勢をしているため、頭を支える筋肉である首から肩にかけての筋肉がさらに負担がかかってしまったことが原因と思われます。それにより、首から腕にかけて通る神経が途中で筋肉などで障害され神経痛が起きてしまいます。
治療は、肩関節の可動域を広げていく治療または運動、首から肩にかけての筋肉に対しての治療を同時進行で進めていく必要があります。
治療開始、一週間で肩から腕にかけての神経痛は、取ることができました。
しかし、五十肩(肩関節の拘縮)は、かなり進行しているということもあり時間がかかりました。
炎症性の痛みがない五十肩の場合は、運動療法が必須になります。
この運動療法は、院に来院され治療中での運動だけでなく、ご自宅でもご自身でやっていただかないと早期回復はなかなか見込めません。
※運動の方法は当院で教えます。
今回の疾患は、約一ヶ月程で治癒しました。
この疾患を改善するためには、その人の身体の特徴・日常生活で大きく変わります。
ですので、その方にあったオーダーメイドな治療が必要となります。
肩の痛みに悩まされている方、どうぞご相談ください。
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