2019.11.23
学生野球での変化球
小学・中学・高校野球。 ☆野球についてのブログはこちら
当院には小、中、高と多くの野球少年が来院されています。
その中でもピッチヤーの子が多く、肘、肩の痛みに悩まされています。
今回は、少年期の変化球について。
※軟式の学童野球では変化球は禁止されていますが、硬式リトルリーグでは可となっています。
身体の発達が未熟な内の変化球の多投は肘、肩を壊す….
などよく言われると思います。
では、なぜ良くないのでしょうか???
小学生、中学生くらいの年代の子供には骨端線という成長するための軟骨が存在し、骨も大人に比べ柔らかくなっています。
そのため投球フォーム不良による負荷の増大で肘、肩を痛めるケースが非常に多いです。
また、投球フォームが理想的でも練習量、投球数が増えてしまい故障に繋がってしまうケースもあります。
その中で特に小中学生が変化球を投げると手首を捻ったり、腕の振り方が変わってしまい、通常の投げ方と異なる筋肉の使い方をしてしまいます。
そのため、筋骨格が未発達な小中学生のうちから、変化球を多投すると、筋肉や靭帯によって骨が引っ張られ、剥離骨折、骨端線損傷を誘発させてしまう原因になってしまいます。
中学生ともなるとチームの勝利やいいピッチングをするためには変化球は必要と考える選手がほとんどです。
私もストレートのみで1試合を投げ切るのは難しいと思います。
ピッチャーの球数を制限したり、変化球を投げる数を制限するのも一つです。※変化球に至っては毎日フォームの見直しをしてもいいくらいです。
大谷翔平選手は、高校時代スライダーを投げなかったと聞いています。
なぜかというとスライダーは、指を引っかけて投げようとする癖がつきやすいです。
すると、投球時に肘が下がり横手投げになっていきます。
これで肘を壊す選手は大変多くいます。
変化球を選ぶのは自分自身です。
「この球種は使わない」という選択することも一つだと思います。
練習前の十分なウォーミングアップ、クールダウン、帰った後の肘、肩の筋肉のケアも大事になります。
そして、選手本人は痛みや違和感があったらすぐに保護者や監督に伝えることが大切へ医療機関への受診をおすすめします。
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