症例について

ふくらはぎ、もも詳細

大腿部肉離れ


大腿部(ふともも)の肉離れ症例発表です。

40代男性。

 

11月上旬。サッカーのプレー中に踏ん張った際、滑り転倒。

  

 

受傷してから次の日に来院されました。

 

来院時は、太もも内側に内出血がひどく出ていました。

 

 

右足モモの内側、「内転筋」の肉離れです。

 

 

 

 受傷原因は、右足で踏ん張った際に、そのまま右足が外方向に滑り股関節が伸びた状態になったのでしょう。(股関節外転強制)

 

 内出血がひどく、筋肉の肉離れがかなりひどい状態と予測できます。

 

幸い、ももの内側の内転筋以外の筋肉は損傷してないため、なんとか通常歩行できる状態でした。

 

固定は大腿部の包帯固定のみとしました。

 

 

 

 

受傷3日目

だいぶ痛みが軽減しました。内出血は表面から大きく広がってきます。

 

 

 

ここで内出血(皮下出血班)について説明します。

 

肉離れを起こして筋肉内で出血をすると皮膚の表面に内出血班が出てきます。

 

内出血班が出る時期は、人それぞれですが受傷してからすぐには出てきません。

 

 

なぜなら肉離れを起こした筋肉の周囲には、骨や筋肉・血管などが存在します。

 

 

下記の写真は、イメージ図です。(患者様ではありません。)

受傷三日目。

IMG_3796454545

 

受傷七日目。

IMG_37977777777

 

 

 写真のように時間をかけて表面に出てきます。

 

 

患者様の中では、悪化したと勘違いする方がいますが、決して悪くなっているわけではありません。

 

表面では大きく内出血が出ていますが、中の患部ではしっかりと身体は治す作業をしています。

 

 

肉離れをしてから、処置をしっかりした状態で七日目あたりから筋肉内の出血が止まってきます。(皮膚の表面の切り傷に例えるとかさぶたが出来るイメージ)

 

 

 

今回は、 七日が経過したあたりから少しずつリハビリを開始しました。

 

 

 

今回の患者様は、3週間で治りました。

 

 

 

☆ここで肉離れをした際の注意点

①無理にストレッチをしない。

→切れてしまった筋肉を伸ばすと当然悪化します。むやみに伸ばさないようにしましょう。

 

②患部のマッサージ。

→捻挫のブログでもお話しましたが、損傷している患部をマッサージするのは大きな間違い。出血、腫れ、痛みを助長させ、治る期間を大幅に遅らせてしまいます。

 

 ③過剰なアイシングや過剰な患部の圧迫

→凍傷、周囲組織の機能低下、スポーツ復帰のタイミングを遅らせることがあります。

 

 

 どうすればよいか?

 

①患部の安静。つまり動かさないことです。

 

②冷却。保冷剤をタオルにくるんで15~20分位冷やす。

 

あとは医療機関へ行き指示を受けましょう。

 

 

 

当院では、日常生活の負担のかからない指導、トレーニング指導、ケアなどの指導を患者様にお伝えしております。

 

 

お困りの方は、ご相談ください。

 

むさしなかはら接骨院

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